JR九州ホテルズアンドリゾーツは、従業員一人ひとりが心身ともに健康で、安心していきいきと働けることが、より良いホスピタリティの提供と会社の持続的な成長につながると考え、健康経営を推進しています。

JR九州ホテルズアンドリゾーツは、「ひとりひとりが持つホスピタリティの心で、ホテルから幸せの輪を広げていきます。」というパーパスを掲げています。

私たちの事業において、最も大切な財産は「人」です。
ホテル・旅館は、人が人を想い、心を尽くすことで価値が生まれる仕事です。お客さまに心から寄り添い、期待を超えるサービスを提供し続けるためには、まず従業員一人ひとりが心身ともに健康で、安心していきいきと働けることが大切だと考えています。

私たちが目指す健康経営は、単に疾病を予防することにとどまりません。従業員の心身の健康を大切にし、働きやすさと働きがいを高め、一人ひとりが持てる力を十分に発揮できる環境をつくることを、重要な経営課題の一つと位置づけています。

従業員の健康と幸せが、より良いホスピタリティを生み、そのホスピタリティがお客さまの笑顔につながる。そして、そこから生まれる「幸せの輪」がお客さまや地域社会へと広がり、私たちの持続的な成長につながると考えています。

これからも、安全を基盤として、従業員一人ひとりの健康保持・増進に取り組むとともに、多様な人財が自分らしく、誇りとやりがいを持って活躍できる職場づくりを進めてまいります。そして、従業員、お客さま、取引先、地域社会から選ばれ続けるホテル運営会社を目指し、健康経営を推進してまいります。



JR九州ホテルズアンドリゾーツ株式会社
代表取締役社長 角谷 英彦

2026年度に実施した健康意識アンケートの結果から、運動習慣、睡眠・休養、食習慣、ヘルスリテラシー(健康に関する情報を理解し、活用する力)、心身の健康状態を主な健康課題として捉えています。
こうした課題に対し、これまで個別に実施してきた健康施策を体系的に結び付け、健康づくりと働きやすい職場環境づくりを一体的に進めるため、当社は健康経営に取り組んでいます。

運動習慣なし 51%
睡眠による休養が不十分 32%
朝食欠食あり 40%
ヘルスリテラシーが低い 24%
健康状態が良くない 31%

JR九州ホテルズアンドリゾーツは、従業員一人ひとりの心身の健康を基盤に、安心していきいきと働き、持てる力を十分に発揮できる職場づくりを推進します。
健康診断やストレスチェック等による健康状態の把握と、運動、食生活、禁煙、メンタルヘルス対策等を通じた健康保持・増進を支援するとともに、働きやすい職場環境づくりに取り組み、心身の不調による仕事のパフォーマンス低下の改善と、ワーク・エンゲージメントの向上を目指します。

当社では、従業員の健康課題を起点として、健康づくりに必要な取り組み(健康投資)を行い、その取組状況や健康関連指標、KGIの推移を継続的に確認します。
これらの取組を通じて、従業員一人ひとりの健康と活力を高め、より良いホスピタリティを通じて「幸せの輪」を広げるとともに、人と組織の力を高め、持続的な成長につなげていきます。
こうした健康課題から価値創出までのつながりを、戦略マップとして整理しています。

健康経営戦略マップ

※画像をタップすると拡大表示できます。

〈戦略マップの見方〉
この戦略マップは、当社が把握した従業員の健康課題を出発点として、どのような取り組みを行い、その成果をどのような指標で確認し、最終的にどのような成果や価値につなげていくのか一つの流れで整理したものです。
左から右に向かって、「健康課題」→「健康づくりのための取り組み(健康投資)」→「取組状況(実施指標)」→「健康関連指標(健康状態や行動の変化)」→「最終的な成果指標(KGI)」→「価値創出」の順にご覧いただけます。

当社では、従業員一人ひとりが自身の健康状態を知り、健康について学び、日々の健康行動につなげられるよう、さまざまな取り組みを進めています。

  • 定期健康診断・人間ドック、二次検査、特定保健指導等を通じて、疾病の予防と早期発見・早期対応に取り組みます。

  • ストレスチェック、産業医相談、健康管理アプリ「HELPO」、睡眠改善等を通じて、心身の不調の予防と早期対応を支援します。

  • 年次有給休暇の取得促進、長時間労働の予防、勤務・シフトへの配慮等を通じて、心身ともに健康で働き続けられる職場環境づくりを進めると共に、社内の新たな交流機会の創出やレクリエーション等を通じ、従業員同士のコミュニケーションや職場の一体感を高め、いきいきと働ける組織づくりをも進めます。

  • 運動習慣づくり、食生活・禁煙・適正飲酒に関する健康情報の発信・eラーニング等を通じて、健康意識の向上と健康行動の定着を支援します。

当社では、代表取締役社長を健康経営責任者、人事部長を健康経営推進責任者とし、人事部を推進事務局として、全社的に健康経営を推進しています。
健康経営の推進方針・目標・KGI等の重要事項については経営会議で審議します。
また取組状況や成果を継続的に確認し、各事業所・職場、産業医、健康保険組合等と連携しながら取り組みを進めます。

健康経営体制図

〈推進体制について〉
健康経営は、経営層、人事部、各事業所・職場、従業員、産業医や健康保険組合等が、それぞれの役割で連携して進めます。
経営会議では健康経営の方針や目標等の重要事項を審議し、人事部が推進事務局として全社の取り組みを進めるとともに、各職場や専門家と連携して施策の実施や成果の確認を行います。

当社では、健康経営に関する取り組みの進捗や効果を継続的に確認するため、各種指標について目標を設定しています。
また、健康経営を通じて実現したい成果を確認するため、「プレゼンティーイズム」と「ワーク・エンゲージメント」を最終的な成果指標(KGI)として設定し、2029年度を目標年度として継続的な改善に取り組みます。

【KGI】

項目 2026年度実績 2029年度目標
プレゼンティーイズム 81.4% 86.4%
ワーク・エンゲージメント 2.74点 2.84点

〈指標について〉

○ プレゼンティーイズム
出勤していても、心身の不調などによって本来の仕事のパフォーマンスを十分に発揮できない状態を表す指標です。
当社では、健康上の影響を含めた仕事の出来を自己評価する方法で測定しており、100%に近いほど良好な状態を表します。

○ ワーク・エンゲージメント
仕事に対する活力や誇りなど、前向きに仕事へ取り組めている状態を表す指標です。
当社では、2026年度健康意識アンケートの「仕事をしていると、活力がみなぎるように感じる」「自分の仕事に誇りを感じる」の2項目を得点化して算出しています。
4点満点で、数値が高いほど良好な状態を表します。

【その他の主要指標】

項目 2025年度
実績
2026年度
目標
健康診断・人間ドック受診率 96% 100%
ストレスチェック
受検率
94% 100%
喫煙率 22% 10%
年次有給休暇
取得率
40% 50%

※年次有給休暇の年間付与日数を20日として算出

当社では、健康診断やストレスチェック、健康意識アンケート等から得られるデータや従業員の声をもとに、重点課題や目標、取り組み内容を継続的に見直し、従業員が心身ともに健康でいきいきと働ける職場づくりと、より良いホスピタリティの提供につなげていきます。